1951(昭和26)年8月、故 緒方益圀氏が県内の有志を募って創立。同年11月香川県公会堂において第1回定期演奏会を開催し、高松に初めてオーケストラの灯を燈す。爾来、半世紀以上に亘る活動を続け、2021年に創立70周年を迎えた。これまで120回を超える定期演奏会をはじめ、香川県県民ホール開館20周年記念オペラ「蝶々夫人」全幕公演(2008年)、サンポートホール高松開館5周年記念「カルミナ・ブラーナ(バレエ付き)」公演(2009年)、かがわ文化芸術祭60周年記念「日本を代表するオペラ歌手による祝賀演奏会」(2018年)への出演、オペラ・バレエ等の他団体や地元音楽家との共演、さらには2001年より香川県の主催事業となった「かがわジュニア・フィルハーモニックオーケストラ(KJO)」への演奏・運営面での全面協力など地域に深く根ざした幅広い活動を積み重ねている。1987年、地方文化の発展に大きく貢献した功績から音楽団体として四国で初めての「地域文化功労者表彰」を文部大臣より受賞。2008年、香川県より栄えある第1回「文化芸術選奨」を受賞。現在、オーケストラの団員数は、約150名。
東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。ヴァイオリンを故 神崎初美、故 巖本眞理、故 岩崎洋三、ボヤン・レチェフ、徳永二男に、室内楽を故 ルイ・グレーラーの各氏に師事。日本フィルハーモニー交響楽団を経て1972年、新日本フィルハーモニー交響楽団アシスタントコンサートマスターに就任。コンサートマスターのルイ・グレーラー氏と弦楽四重奏を組みTV、FM東京、CM、映画音楽、レコーディングに活躍する。1985年、高松に帰郷し、ゴールドブレンドコンサート、四国二期会オペラ、四国学院大学メサイア演奏会などでコンサートマスターをつとめる。現在、高松大学名誉教授。香川大学教育学部講師。かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ音楽監督。高松交響楽団常任コンサートマスター。新日本フィルハーモニー交響楽団団友。日本演奏連盟会員。日本クラシック音楽コンクール・全四国音楽コンクール・山陽学生音楽コンクール等審査員。平成13年度「香川県教育文化功労者表彰」、第42回「四国新聞文化賞」、平成16年度「香川県文化功労者表彰」受賞、第67回「山陽新聞賞(文化功労)」受賞。平成21年度地域文化功労者文部科学大臣賞受賞。第20回(2011年)第23回(2014年)日本クラシック音楽協会優秀指導者賞受賞。2016年福山音楽コンクール「優秀指導者」受賞。平成29年度よんでん芸術文化功労賞受賞。
明治36年3月 |
岩手県宮古市に生まれる |
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大正15年7月 |
東京商船大学(現在)機関科卒業 |
大正15年9月 |
鉄道省就職 |
昭和18年4月 |
任鉄道官 叙高等官七等 |
昭和20年6月 |
四国鉄道局船舶課長 |
昭和25年3月 |
依頼免職 願 |
昭和25年7月 |
四国ドック取締役 |
昭和25年9月 |
株式会社播磨造船所嘱託(参事扱) |
昭和30年11月 |
大同興業株式会社設立 取締役社長 |
昭和57年5月 |
逝去 |
昭和36年11月 |
香川県文化功労賞 |
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昭和50年4月 |
勲五等端宝章(文代) |
昭和54年11月 |
香川県体育文化賞 |
弦楽を宮野顕、管楽器、指揮法高村吉一氏、内藤清五氏に師事。
大正15年 函館市民管弦楽部員
昭和13年 広島鉄道局管弦楽部員
昭和17年 四国鉄道局吹奏楽部設立 指揮者
昭和26年 高松交響楽団設立、昭和57年まで30年間指揮を務める
・香川県音楽協会会長
・社団法人日本吹奏楽連盟理事四国部長
・日本吹奏楽指導者協会名誉会員
・日本弦楽指導者協会顧問(香川)
・四国ヨット連盟名誉会長(日本ヨット協会)
・日本国有鉄道OB会香川支部長
・ライオンズクラブ国際協会名誉顧問
(元地区ガバナー 1961~62) 以上歴任を努める